「自分の子供が人の物を壊してしまった!弁償しなくてはならない!でも…その壊れた物がすっごく高いものなんです…どうしよう(T_T)」

こんな事になったら困りますよね?

 

でも大丈夫。こういう時に弁償に使える保険があるのです。「子供が学校のガラスを割ってしまった」という様なケースでも使える保険ですので、わんぱくな子供の両親もこれで一安心?

子供が人の物を壊した時の弁償に使える保険とは?

子供が他人のものを壊してしまって弁償しなければならないという場面…結構困るものですが、やんちゃな男の子なら結構ある話なのでは?また、女の子でもそういう場面が無いとは言い切れないでしょう。

「壊したもの」が数千円という様なレベルのものならば、まだいいかも知れないですが、何万、何十万というものが壊れたらどうしますか?払わないとなると、親同士の人間関係が完全に崩れてしまいますね。いや、最悪の場合は訴訟を起こされるかも…

子供が人の物を壊した時の弁償に使える保険とは?

そんな子供がやらかした事に対して弁償する場合に使える保険があるのです!

一般的には「賠償責任保険」と呼ばれる保険ですね。(保険会社によって商品名が違います。「日常生活賠償特約」だったり、「総合個人賠責任保険」だったり…)

この「賠償責任保険」、使えるのは子供だけではありません。大人が何か壊してしまって弁償しなくてはならない時でも使えるのです!入っておいて損はないですね!(「賠償責任保険」については、後ほど詳しく述べます。ここではアウトラインを掴んでおいて下さい。)

子供が学校のガラスを割ったけど保険で弁償出来る?

よくある例が「子供が学校のガラスを割ってしまった」というケース。親が弁償しなくてはならないの?って思う人もいるかも知れませんね。ちょっと、この事例について考えてみましょう。

「学校で子供がガラスを割ってしまった。」と一口に言っても、色々なケースが考えられますね。

子供が学校のガラスを割ったけど保険で弁償出来る?

まず、授業の時間内であり、子供は先生の指示にもちゃんと従っていたようなケースでは、子供に責任はないと考えられます。そもそも、教員には「子供を安全な状況で教育出来るように、安全に配慮する義務」があります。子供の行動に問題がないと判断できるのであれば、教員の指導方法に問題があるのではないか?という議論にもなりかねないですね。

しかし、子供が先生の指示に従わないで、授業の時間外にいたずらして学校のガラスを割ってしまったようなケースでは、子供に責任があると考えられるケースもあります。その場合、損害賠償責任は子供の親権者=親にのしかかってきます。

 

単に「子供が学校のガラスを割ってしまった」というケースでも色々な状況がありますので、全て弁償しなくてはならないという事はありません。ケースバイケースであるという事は抑えておいて下さい。こういう時こそ、まず子供の話をしっかり聞いてあげて下さいね。

そして、その上で「弁償しなくてはならない = 親権者に賠償責任が発生し、尚且つ弁償を求められてしまうようなケース」であるならば、「賠償責任保険」が使えるかも知れません。こういう時の為に入っている保険なのですから、「使えそうだな」と思った時はまず保険会社に連絡してみましょう!

 

少し話が横道にそれますが、保険会社が保険金を支払えない理由の一つに「保険が使えるケースなのに保険会社に連絡がない」という事があります。保険が使えるケースを全て把握するのは素人には難しいでしょう。しかし、この記事を読んでくれたあなたは少なくとも「賠償責任保険」の存在を知った訳です。気になった事は保険会社に電話して聞いてみるといいでしょうね。

多くの場合、「賠償責任保険」は

  1. クレジットカードの特約
  2. 自動車保険の特約
  3. 傷害保険の特約

として契約されている場合が多いです。もう一度、これらの保険を確認しなおしてみましょう。

「個人賠償責任保険」「日常生活賠償特約」etc…はとても重要!

「賠償責任保険」はどんな時に使えるの?具体例は?

「賠償責任保険」は被保険者が誰かの所有物を壊してしまったり、身体に傷害を与えてしまい、損害賠償責任を負ってしまった時に使える保険です。被保険者に代わって、保険が賠償責任を果たしてくれる=保険金で支払ってくれる、というものです。

といっても、これだけではイメージが湧かないと思うので具体例を挙げますね。(これは飽くまでも一般的な例に過ぎません。支払い可能かどうかは事故状況を踏まえた上で保険会社が判断します。)

自転車で人にぶつかって怪我をさせてしまった

これはその事故の状況にもよりますが、自転車で人を轢いてしまったら、多くの場合は賠償責任を負うことになります。

子供がいたずらで人の家のガラスを割ってしまった

子供の責任は親の責任。賠償責任は親権者に求められます。

旅行先のホテルで酔いつぶれてしまって水を出しっぱなしにして、下の階まで水が漏れてしまった

「酔っていたから」というのは言い訳になりません。賠償責任は重くのしかかってきます。

スーパーで転倒してしまい、棚がドミノ倒しになってしまった

これも実際にあったケースです。店側に過失がなければ多額の賠償責任を負うことになります。

「賠償責任保険」に入っていないと人生が変わってしまうかも…

決して脅すわけではありませんが、賠償責任というものは時に凄まじく大きくなる事があります。例えば自転車で人に怪我をさせてしまったケースで言うと次のようなものがあります。

当時小学校5年生だった少年(15)が乗った自転車と歩行者との衝突事故をめぐる損害賠償訴訟で、神戸地裁は、少年の母親(40)に約9500万円という高額賠償を命じた。5年近く前に被害に遭った女性(67)は、事故の影響で今も寝たきりで意識が戻らない状態が続いているだけに、専門家は高額賠償を「妥当」と評価する。

出典元:母親驚愕「息子の自転車事故の賠償金9500万円」の“明細”は…

どうでしょう。自分の子供が自転車で人に怪我をさせて9500万円を支払わなければならなくなったケースです。これは裁判で判決が出ているのでもう逃げることは出来ません。

「払わない」という選択肢は無いのです。払わないのであれば、銀行口座からの強制徴収、毎月の給料の部分的な差し押さえ、車や自宅などを競売にかけられる、等の処置がとられる事もあります。

9500万円ですよ?あなたは支払えますか?尚、商法で年率6%の利息が定められていますので多くの場合、支払いが完了するまでに利息も支払う事になります。払える、という人は少ないのでは?

このケースに限った事ではありません。シャワーを出しっぱなしにして、ホテルの下の階を水浸しにした場合、修理代や営業損害で数百万、数千万円請求される事もあります。

人生が変わる金額です。進学も結婚も就職も、全てに影響を与えてしまいます。そして、誰もがこのような賠償責任を負うリスクはあるのです。

 

「賠償責任保険」のメリット・デメリット

「賠償責任保険」のメリット

メリットは、自分の人生も、他人の人生も守ることが出来るという事です。

人に損害を与えておいて「貧乏なんでお金は支払えません。」ではダメなのです。自分も相手も傷ついたままなのです。そういう最悪の状況を回避できるのが「賠償責任保険」の最大のメリットです。

「賠償責任保険」のデメリット

「賠償責任保険」は多くの場合は、クレジットカードや自動車保険、傷害保険の特約という形をとっています。その為、加入する際に特約の分で少し多めに保険料を支払わなければ加入出来ません。商品や保険料率によりますが年間で数千円程度ですね。(メリットを考えた時、この金額は非常に安いでしょうが…)

デメリットと言ってもこの程度なので、「賠償責任保険」しっかりと加入しておくことを強くオススメします。