女性専用車両というものが導入されてもう何年になるのでしょうか?

僕自身は男性なのですが、急いでいる時にギリギリで乗車しようとした事はなくはないです。女性専用車両ってそういう時に限って電車の車両の全体の真ん中あたりに配置されていたりするものです。正直困るんですよね…

そこで今日はかなり熱い議論にもなっている

  • 女性専用車両に男性が乗るのは法律違反なのかどうか?
  • 女性専用車両には子供でも男性だったら乗ってはいけないのか?

についてです。

女性専用車両に男性が乗るのは法律違反なの?

女性専用車両とは?

一応、確認ですが「女性専用車両」とはその名の通り「女性しか乗ってはいけない車両」の事です。日本では電車のイメージが強いですが、バスにもあります。

また女性専用車両は日本だけのものではなくロシアやインド、イギリス等の諸外国でも宗教的理由や社会的な理由から実施されているものです。

ここで抑えておいて欲しいのは女性専用車両を作ろうという動きは世界的なものであり、日本に限った事ではないという事です。各国にはそれぞれに事情があり、仕方ないという形で女性専用車両を作るという場合もあるという事です。

女性専用車両とは?

例えばインド。ちょっと絶句するくらい女性への差別が酷い国でして、女性がバスの中で乱暴され命を落とすという痛ましい事件もありました。そういう国に女性専用車両があるのは極めて当然と言えるでしょう。

反対にブラジルや台湾では「男性への差別」だという議論がなされ、女性専用車両は導入後すぐに廃止になってしまった事実があります。

女性専用車両の法的根拠は?

話を日本の女性専用車両に戻します。現状、日本では女性専用車両が導入されており、賛否両論ありながらも続いています。

その法的根拠ですが、下記のようなものがよく挙げられます。

第34条『制止を肯せすして左の所為を為したる者は十円以下の科料に処す

同2項『婦人の為に設けたる待合室及車室等に男子妄に立入りたるとき

出典元:鉄道営業法

簡単に言うと「女性のためにある車両に無理に入ったら罰金ですよ」って事です。

女性専用車両の法的根拠は?

ですが!現状の女性専用車両について言えば、国土交通省の見解は「各鉄道会社が任意で導入しているものであり、鉄道営業法34条は適用されない」というものです。

つまり、現状の女性専用車両は各鉄道会社がサービスの一環(?)として実施しているものであり、国が指導しているものではない。よって法律等は適用されない、という事になります。

つまり、今の日本の女性専用車両には法的根拠はないのです。あくまで民間の鉄道会社が利用者に協力を求めて成り立っているという事になります。

女性専用車両に男性が乗るのは合法。

という事で日本の現状の女性専用車両に男性が乗るのは合法です。合法というか「違法ではない」と表現した方が正しいのかも知れません。

法的根拠はなく、飽くまでも「男性の方々のご協力があって女性専用車両は成り立っている」という事は絶対的な事実であり、男性・女性問わず抑えておきたいところです。

最近の女性専用車両のステッカーの書き方は違うのですが、一昔前は「男性の協力を頂いています」という書き方のものもありました。現在でもそうするべきなのではないか、と思ったりはします。

 

ただし、女性専用車両に男性が乗るのは法律違反ではないですが、マナー違反なのではないか?と僕は思っています。

法律に違反していなければ何をしていいという訳ではありません。少し前に舛添都知事がファーストクラスに乗りまくって、大名行列みたいに沢山の部下をつれて海外旅行のような「出張」をしていましたが、あれも別に法律違反ではありません。明らかにマナーや常識が欠けてはいましたが…

 

この動画の様にあえて女性専用車両に乗る男性もいるようです。法律違反ではないし、男性差別への憤りは理解できるものがあります。

しかし、結果としては人の迷惑になっているし、女性専用車両に抗議という形で乗るのはあまり良くないのかな?と思うのです。まあ騒いでるおばさんは正直どうかと思いますが…

 

もし、女性専用車両に反対なのであれば、鉄道会社を訴えるべきでしょう。憲法では男女平等を謳っているのですから、勝てる見込みはあると思います。

女性専用車両に反対なのはわかるのですが、トラブル覚悟で乗り込んでしまうのは上手くない…と思うのです。

 

ただし!

法律違反ではないながらも男性が女性専用車両に乗ることがマナー違反だというのであれば、女性専用車両に乗る女性たちも乗車マナーは徹底すべきです。

女性専用車両は「女性特権車両」ではない。断じて無い。

車両内は公共のスペースであり、女性専用車両に乗る女性達は携帯電話での通話を絶対にするべきではなく、お年寄りには席を譲り、化粧をするのが不快だという声があるのであれば化粧をするべきではないです。

 

男性の協力があって成り立っている女性専用車両です。ですから、そこに乗る女性達も勘違いせずに、「協力して頂いている」という気持ちは忘れたらダメだと思います。

 

ちなみに僕の見解は「女性専用車両だけがある状態」は憲法違反です。民間と言っても公的なカラーの強い鉄道会社が男性差別をするべきではない。

よって、女性専用車両と同じ数だけの男性専用車両を設けるべきです。女性専用車両には痴漢の防止等のニーズがあるので、一概に全否定は出来ません。

ですが、男性にも痴漢冤罪防止の為に男性専用車両を作ってもらう権利があると僕は思うのです。

女性専用車両には子供でも乗ったらダメなのか?

女性専用車両に親子で乗ってはダメなのか?

ちなみに女性専用車両に子供でも乗ったらダメなのか?という議論があります。

例えば、お母さんと10歳の男の子がいたとして、お母さんが女性専用車両に乗った場合男の子は別の車両に乗らなければならないのでしょうか?

答えはNO。その男の子はお母さんと同じ女性専用車両に乗って良いのです。(そもそも女性専用車両には法的根拠はないし)女性専用車両には子供も乗っていいとされているからです。

女性専用車両に男性の子供が単独で乗っても良いのか?

ただし、ちょっと話が複雑になるのが、例えば10歳の男の子が女性専用車両に一人で乗って良いのかどうかという問題です。

何度も言いますが、法律的にはOK。女性専用車両には法的根拠はありませんから。

 

ただ、10歳というともしかしたら体は早い子だと成人としての能力も備え始めているかもしれませんし、その子が女性専用車両に乗ってきて不快な思いをする女性はいるかもしれません。

非常に微妙なところですが、僕は別にその子が乗りたいなら女性専用車両に乗れば良いと思います。また、女性もその子に対して何か言うべきではない。

女性専用車両は子供が乗るのは別に構わない。

以前知恵袋で「女性が女性専用車両に乗ってきた男の子を注意した」という書き込みがありましたが、頭おかしいんじゃねえか?と。男性の協力があってこそ成り立つ女性専用車両に乗せていただいてるのに、男の子が乗ったからといって注意される筋合いはありません。鉄道会社も認めている事なのです。

まとめ

  • 女性専用車両に男性が乗ることは法律違反ではない。
  • 子供が乗るのも大丈夫。
  • ただし、女性専用車両にわざわざ男性が乗るのは法律違反ではないがマナー違反ではある。不満があるのならば、裁判所に訴えるべき。
  • また女性も女性専用車両は「男性の協力によって成り立っていて当然ではないんだ」という認識を持つべき。
  • 僕自身は「女性専用車両はあってもいいので、男性専用車両も作るべき」というスタンス。